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令和7年2月6日(木曜日)
午前10時から午前11時15分まで
中央図書館 2階 会議室兼視聴覚室
坂本純子委員長、石川敬史副委員長、大宮明子委員、鈴木芳宗委員、櫻谷香代子委員、結城美千代委員、新保藤子委員、見世瑛子委員、浜田祐加委員(9名)
齋藤教育総務部長、金子教育総務部副部長、中央図書館:山崎館長、桜井副館長兼奉仕係長、島田専門員(司会)、木下(記録)、福祉の里図書館:原田館長
1 開会
2 教育総務部長挨拶
3 委員長挨拶
4議題
⑴ 令和6年度事業中間報告について
⑵ その他
5 副委員長挨拶
6 閉会
1 令和6年度講座等実施事業(資料1)
2 令和5・6年度貸出点数・予約受付件数比較(資料2)
3 令和5年度市町村図書館活動調査結果一覧(資料3)
※「令和6年度 埼玉の公立図書館」より
4 図書館だより令和7年2月号(参考)
公開
(傍聴者0人)
なし
(1)令和6年度事業中間報告について
ア 事務局説明
資料1 →資料に沿って説明
中央図書館
・7月に図書館ボランティアによる全体会議、9月からおたのしみ会を再開した。
・新規事業として、11月4日に「あかちゃんおはなし会」を実施し、多くの参加をいただき好評でであった。また、11月に「子どもの読書応援講座」を開始した。全10回の連続講座で、17人に参加いただいている。
・11月に蔵書点検において、高額な資料の紛失が明らかになったため、見回りの強化、ポスターによる注意喚起、高額資料の差し替え方式での対応をしている。
福祉の里図書館
・新座総合技術高校や新座高校とコラボ展示を行った。
・例年実施している「夏休み こども一日図書館員」や「ハープで絵本の世界へ」、新規事業である「あおぞらおはなし会」や「はじめてのエンディングノート」も好評であった。
資料2 →資料に沿って説明
・中央図書館において貸出点数・貸出冊数がともに減少しているのは、年代別に見ると、未就学児と大学生、50代・60代の利用者となっている。文化庁の「国語に関する世論調査」によると、1か月に読む本の冊数について、「読まない」が62.6%という結果があり、急速に不読率が上昇している状況が伺えるため、図書館としても今後、各世代に応じた利用者と本を結びつける働きかけをしていきたい。
・東北コミュニティセンターとビブリアの予約・貸出点数は上昇している。利用したい資料をピンポイントに予約して利用するというスタイルが定着しているようである。
・中央図書館で小中学生の利用が増加したのは、学習室の利用により図書館が身近になり、貸出につながったのではないかと思われる。
・中央図書館で、3月に「利用者アンケート」を実施予定である。来館される方とそうでない方、それぞれのニーズを把握し、図書館・運営に生かしていきたい。
・福祉の里図書館や分館図書室においても、全体的に予約、貸出点数が減少したが、大和田公民館図書室は上昇した。分館図書室での減少は公民館の塗装工事や暖房故障等の影響かもしれないと考えている。
資料3 →資料に沿って説明
・「令和6年度埼玉の公共図書館(埼玉県図書館協会の統計)」によると、「図書購入費」、「蔵書冊数」、「貸出冊数」について、新座市は県内の平均をほぼ平均を上回る結果となっている。
イ 審議経過
委員 福祉の里の図書館での「夏休み こども一日図書館員」の募集方法や実施内容にについておしえてほしい。
事務局 募集はホームページや広報、ポスター掲示等で行った。定員8名のところ、ちょうど8名の応募があり実施した。応募多数となった場合は、実施時間帯を増やすことも検討したい。
委員 福祉の里図書館で行った新座高校とのコラボ展示はどのようなきっかけで始めたのか。
事務局 新座高校から修学旅行の関連本の貸出依頼があった際に図書館から高校に話をさせていただいた。図書館の貸出資料を参考にして、美術の授業において修学旅行のしおりを製作すると聞いたため、出来上がった作品の展示場所として、図書館の展示スペースを利用してはいかがかと声をかけ、実現したものである。
委員 資料の紛失については、どのような状況かおしえてほしい。
事務局 蔵書点検時に判明したものである。2階レファレンスカウンターの後ろに設置したものの紛失が続いたため、現在は差し替え方式にて対応している。
委員 資料2について、全体的に貸出・予約数は減っているが、サービススポットの利用は増えている印象を受けた。分館図書室の利用上昇のためには、公民館事業との連携も必要と考えるが、実施しているものがあればおしえてほしい。
事務局 分館図書室はスペースが狭いため、これまで展示を主に実施してきたところである。3月には中央公民館と連携し、「モビールを作ろう」という工作イベントを実施予定である。今後も連携できる事業を考えていきたい。
委員 資料2の数字を見ると、来館型の図書館での貸出・予約数は全体的減っており、一方で、予約資料のみを受け取るサービススポットの利用が増えている。貸出数等の数値には表れないが、地域と連携した事業など空間としての利用が多々あることがわかった。このような状況を捉え、中長期的に図書館サービスを展開していく必要があると思う。
事務局 来館者をカウントするシステムがないため、資料の数字だけ見ると貸出・予約数は全体的に下がっているが、雑誌・新聞を閲覧する方が一定数あることや学習室の利用者増加など空間としての利用増加があること、電子図書館の利用増加もあり、多種多様な図書館の利用方法が増えている。今後も地域や学校と連携し総合的な施策を進める必要があると感じている。
委員 図書館は多くの方が様々なかたちで利用していて、交流の場や居場所としての機能もあると感じている。居場所として利用している方のカウントをすることで、図書館利用の新しい捉え方につながるのではないかと感じた。
委員 図書館に本を借りるというだけでなく、イベントや多くの活動に利用する方が増えていて嬉しく思う。
委員 学校の図書室でも市の図書館と同様に、以前よりも貸出冊数は減ったが、各クラスで調べ学習に使用する本は貸出が増えている。図書館には本集めの相談等で、いつも協力してもらっており、データには表れていない図書館の力を感じている。
委員 来年度、新座市で相撲の巡業があると聞いたので、図書館での展示に「相撲」のテーマに加えると面白いと思った。
委員 公民館図書室をよく利用するが、特に西堀・新堀コミュニティセンターは図書室の形状が特殊で、狭くて使用しづらい。本も探しづらいため、最近は予約本の受取りだけで利用している。展示本も見えづらいところに設置してあり、利用者はわからないと思う。また、コロナ以前には図書室内あった親子で読み聞かせのできるスペースもなくなってしまい、不便に感じている。
事務局 西堀・新堀コミュニティセンター図書室と調整し、配架や展示方法の工夫、閲覧スペースの要望などを伝え、利用者が使いやすい図書室となるよう改善していきたい。
(2)その他
ア 事務局説明
・利用者カードの電子申請について
図書館ではDX推進を図っており、昨年9月から利用者カードの発行申請を行っている。これにより、図書館に行く機会が増え、貸出率が上がることを期待している。今後も利用者の利便性向上を図っていきたい。
・図書館利用者アンケートについて
来月(3月)から「図書館利用者アンケート」を実施する。市民の図書館利用状況の把握を行い、今後の図書館運営に「反映させていきたい。アンケートの実施方法は、アンケート用紙の配布及び電子申請システムで行う予定である。
・今後の図書館協議会について
令和6年度の図書館協議会は今回で最後となる。令和7年度協議会については、委員の皆様の任期が6月30日となることから、委員の改選がある。任期の更新について、改めて3月末頃に確認の連絡をさせていただくので、よろしくお願いしたい。
イ 審議経過(意見なし)