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平成22年2月3日(水曜日)
午後 1時00分から
午後 2時40分まで
新座市役所第二庁舎5階 会議室5
宮城道子部会長、宇家孝芳副部会長、斉藤貢委員、宮崎祐子委員、番場双葉委員、金子和男委員、仲田拓司委員、大宮明子委員、本橋秋男委員
計9名
介護保険課長 三上文子
同課副課長 堂口勝幸、山下賢
同課専門員兼調査給付係長 前田春昭
同課主査福祉介護員 高橋和子
同課主任 前田裕子
資料1 ⋯ 地域密着型サービス事業者に係る指定更新等関係書類(愛の家グループホーム新座東)
資料2 ⋯ 地域密着型サービス事業者に係る指定更新等関係書類(グループホーム健康倶楽部新座)
資料3 ⋯ 地域密着型サービス事業者実地指導に係る改善結果報告書(第2回地域密着型サービス運営部会提出分)
資料4 ⋯ 平成21年度事業所指定に係る市町村間の協議及び同意の状況について
その他資料1⋯ 地域密着型サービス運営部会委員名簿
その他資料2⋯ 地域密着型サービス運営部会設置規程
追加資料 ⋯ 地域密着型サービス事業者実地指導に係る改善結果報告書(第3回地域密着型サービス運営部会提出分)
※ 資料1から3及び追加資料については、個人及び法人に関する情報であって、公にすることにより、当該個人及び法人の正当な利益を害する恐れがあるものであり、新座市情報公開条例第7条第1号及び第2号に規定する不開示情報に該当するため、公表しない。
一部公開
(傍聴者 0人)
なし
(部会長挨拶)
※議題(2)、(3)と関連する事項のため併せて議論を進める。
※議題(1)、(3)と関連する事項のため併せて議論を進める。
(愛の家グループホーム新座東について事務局より資料に基づき説明)
部会長 施設が3ユニットに分かれており、食事は3食とも各ユニットの台所で作っているのでしょうか。
事務局 はい。通常、食事はユニット毎に作っており、図面上も各階に台所設備があります。基本的に、グループホームはユニット毎の生活が基本のため、職員配置も固定し、ユニットの異なる兼務はやめて下さいと指導しています。しかし、職員の風邪など緊急時の一時的なユニット兼務によるサポートはやむを得ないと思います。
部会長 職員資格証を本社で保管しているのは良いのですが、一部の資格証がなかったのは、指定更新の6年の間に施設間で職員の異動が多いため、保管等の管理がしきれていないからなのでしょうか。サービス提供体制強化加算に関する届出書の中で、勤続年数3年以上の職員の要件を満たす加算が対象になっておらず、常勤3年以上の職員がいないということは職員の異動が多いのでしょうか。
事務局 そうだと思います。このサービス提供体制強化加算の趣旨は、介護サービスの質やレベルが上がることを評価するための加算ということがありますので、その辺は十分に踏まえて下さいという説明を事業所に申し上げております。
部会長 グループホームは入居者と職員との安定的なつながりが大事ですが、実際は、職員の異動が多い厳しい状況があるのではないかと思います。
また、大きな事業者ですと、職員の事業所間の異動もあるのではないかと思われます。
委員 職員の勤務表を見ると、夜間対応職員が1名の状態であり、緊急時の対応マニュアルの整備状況が適切との表現がありましたが、そう判断した根拠を教えてください。
事務局 この事業所では医療連携体制加算をとっており、看護師等との24時間の医療連絡体制を確保することが前提条件となっています。それに対応する緊急時のマニュアルを作っております。また、市もマニュアルを確認し、承知をしています。
委員 緊急時、例えば入居者が夜間に打撲や骨折をし、職員が救急搬送に付いていく場合、他ユニットの職員が2ユニットを管理するのでしょうか。
事務局 その場合は他ユニットの職員が一時的にカバーして入所者を見ざるを得ない状況もあると思います。その上で、看護師や管理者に連絡をとり、管理者が緊急に出勤する対応をとると考えています。
(グループホーム健康倶楽部新座について事務局より資料に基づき説明)
事務局 付け加えて申し上げますと、愛の家グループホーム新座東及びグループホーム健康倶楽部新座の2施設とも、夜間避難訓練を実施しておりませんでしたが、今後は通常避難訓練時に夜間を想定した訓練を実施するよう施設側に伝えました。
部会長 資料中自己点検シートの介護予防欄に該当なしとの記載がありましたが、これは該当なしというよりも、現在入居者なしという意味でよろしいですね。
事務局 はい。今現在は要支援2の入居者がいないため、該当なしと記載しているようです。また、サービス提供体制強化加算の人数の記載誤りについては、勤務時間表3か月分を出してもらい、それによって確認いたします。
委員 要支援者2の入所を拒否しているということではないのですね。
事務局 そういうことはございません。従来、要介護1以上が入所の条件でしたが、法改正で要支援2の方の入所も認められることになりました。グループホームについては要介護1から要支援2状態になった入所者がいても、それにより退所ということではなく入所を継続できるということです。
委員 施設内で開催される運営推進会議のメンバーは入居者や家族に分かるよう公表されているのでしょうか。
事務局 会議のメンバー及び記録もファイル等で何時でも見られるようにしておかないといけません。また、入居者の家族へのお便りの中に会議内容等の記載があるのではないかと思います。メンバーになるという家族の方は少ないので、実際は難しい面もあると聞いています。
部会長 それでは、地域密着型サービス事業者の指定更新について及び実地指導の結果については以上の報告と、書類の不備は訂正していただいた上で了解したいと思います。
(事務局報告について全員一致で了解)
(事務局より資料に基づき説明)
事務局 地域密着型サービスができたのは平成18年4月からで、それ以降は市外からの入所は自由にできなくなりましたが、制度改正以前は入所が自由であったため、市外の方でも入所が可能でした。地域密着型の事業所は市内7か所あり、平成17年7月時点で126人定員でした。その当時、新座市民でグループホームを使う方は約50から60人程度で、それ以外は市外の方で運営が成り立っていました。現在は、市民で地域密着型サービスを受けている方が90人程度いるという経過がございます。
部会長 今回、他市に所在するグループホームで新座市民が入所している事業所の指定更新がありませんでしたが、今後同様に指定更新が発生してくるわけですよね。
事務局 はい。指定更新が必要になれば行います。
(事務局報告について全員一致で承認)
事務局 メデカジャパンという事業者が、野寺でショートステイとデイサービス事業をやっていますが、認知症デイサービスを始めたいという話が先日ございましたので、指定申請書類等が提出され、準備が間に合い次第、3月30日に予定しております策定委員会終了後に、20~30分お時間をいただいて部会での指定・確認を行うための部会を開催したいのですがいかがでしょうか。
部会長 これはまだ開設時期等が明確ではないので、書類がそろい次第場合によっては開催したいということですね。今回で6か所の指定更新申請は全て終了したということですね。
事務局 はい。また、実地指導については指定更新に関係なく行いますので、その報告はさせていただきたいと思います。
部会長 今回は指定更新に伴う実地指導が主になりましたけれども、定期的な実地指導の報告がまた今後もあるということで、グループホームは特に地域と関わりが少ないままサービス提供を行っている可能性もありますので、是非皆さんに関心を持ってもらい地域の皆さんにも関心を持ってもらうことも大切だと思っております。委員の皆さんも報告を受けてグループホームの問題を共有し、市民に広げていただけるといいのではないかと思います。
委員 国の補正予算が議論されているようですが、新座市にどの程度の額が入ってくるのか具体的なものがあれば教えていただきたい。
事務局 介護事業については、介護従事者処遇改善臨時特例交付金及び介護基盤緊急整備等臨時特例交付金というのがございます。介護従事者処遇改善臨時特例交付金につきましては、国がお金を出して県で基金を作り、事業所が事業種類ごとに県に申請するというのが昨年の10月から始まりました。また、介護基盤緊急整備等臨時特例交付金については、例え
ば特別養護老人ホームに小規模多機能型居宅介護を併設した場合、小規模多機能型居宅介護は市が指定するため、市が県から補助金をもらい事業者へ交付します。補助金額は一か所につき2625万円と、既にあった他補助金よりも増えております。
委員 新座市は特別養護老人ホームの待機者というのはかなりいるのでしょうか。
事務局 はい。埼玉県が行った平成21年7月1日現在の調査によりますと、介護度の重い方や軽い方を含め、また、すぐ入所したい方から入所時期の希望なしの方まで含めて248人おります。
以上