本文
令和2年7月13日(月曜日)
午後1時から午後2時まで
新座市役所本庁舎 5階 全員協議会室
橋本正明委員長、山口由美副委員長、林淳慈委員、脇田愛介委員、畑中典子委員、原愛委員、番場双葉委員、石野幸利委員、中島栄委員、稲垣一久委員、並木重和委員、納谷眞委員、笹川二三子委員 計13名
新座市長 並木傑、いきいき健康部長 竹之下力、介護保険課長 今村治美、介護保険課副課長兼介護予防係長 鈴木由佳、介護保険課副課長兼事業計画係長 栗山晃代、介護保険課事業計画係主任 島中亮 計6名
1 開会
2 委員長等の選出
3 「新座市高齢者福祉計画・新座市介護保険事業計画 第8期計画」の諮問
4 議題
⑴ 第8期介護保険事業計画の基本指針と策定プロセスについて
⑵ 新座市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査等の結果について
⑶ その他
5 閉会
資料1…基本指針と第8期介護保険事業計画の策定プロセスと支援ツール(社会保障審議会介護保険部会資料(抜粋))
資料2…第8期新座市高齢者福祉計画・新座市介護保険事業計画策定のためのアンケート調査結果報告書
資料3…資料2抜粋版
資料4…各議題解説資料
参考資料1…新座市介護保険事業計画等推進委員会委員名簿
参考資料2…新座市介護保険事業計画等推進委員会事務局名簿
参考資料3…新座市介護保険事業計画等推進委員会条例
参考資料4…令和2年度介護保険事業計画等推進委員会開催予定表
公開
(傍聴者0人)
なし
新座市長並木傑からあいさつ
市長が仮議長となり、新座市介護保険事業計画等推進委員会条例第5条の規定に基づき委員長を互選したところ、委員長には前任期に引き続き橋本委員を推薦したいとの意見があり、他の委員からも賛同を得る。橋本委員は引き受けることを了解し、委員長に就任する。
新座市介護保険事業計画等推進委員会条例第5条の規定に基づき副委員長を互選したところ、前任期に引き続き山口委員を推薦したいとの意見があり、他の委員からも賛同を得る。山口委員は引き受けることを了解し、副委員長に就任する。
(市長が所用のため副委員長選出前に諮問を行った。)
橋本委員長に諮問書を授与し、他の委員に諮問書の写しを配布
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より会議の時間短縮のため、事前に事務局から各委員へ資料と説明資料を送付し、当日の詳細説明は割愛した。各委員からの意見や質問は予め質問票を頂き、下記のとおり事務局から説明を行った。
〔◎委員長発言 ○委員発言 ●事務局発言〕
●
本日、議題に関しましては、委員の皆様に事前に議題に関する資料と、それに関する解説資料を併せてお送りしています。本日はお時間の都合上、この場でのご説明は省かせていただきますので、ご了承ください。
本日お配りしました資料の中の第1回新座市介護保険事業計画等推進委員会委員の皆様からのご意見やご質問に対する回答を事前にお送りしました資料と併せてご覧ください。
議題1、第8期介護保険事業計画の基本指針と策定プロセスについて、議題2、新座市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査等の結果についてのご質問、また、それに関するご意見についてご説明いたします。
初めに、一人目の委員の方からのご質問になります。
1つ目の質問です。
該当資料は、資料1、A4横長の基本指針についての3ページ目をご覧ください。
事業計画の策定プロセスと支援ツールイメージというページになります。
この図において、介護保険のサービス提供側からの実態把握については、ビジョンを達成するためのサービス提供体制を検討するための各種実態把握の部分からということでよろしいですかというご質問がありました。
事務局からの回答を申し上げます。
介護保険サービス提供側からのご意見の収集については、様々な手法が考えられますが、この図においては、ご指摘いただいた箇所もその一つとなります。今回、新座市では実態把握の調査の一つとしまして、在宅生活改善調査を実施しました。市内居宅介護支援事業所のケアマネジャーの皆様から現場のご意見として、現在のサービス利用では生活の維持が難しくなっている利用者の実態をお聞きしているものです。この図に限らず、サービス提供側からのご意見を収集できる機会はほかにもございますので、その際は随時、機会の活用をしてまいります。
2つ目のご質問になります。
該当資料は、介護保険事業計画等推進委員会条例をご覧ください。
条例第2条、第3条の部分についてご覧ください。
現在の委員の構成では、介護保険の居宅サービスや施設サービス、地域密着型サービスの方たちの声が直接、迅速に反映されにくい状況になっており、これで良いのかと考えています。私たちは、現在、新型コロナウイルス感染という大きな課題を抱えており、特に利用者の命、暮らしを守るために最前線で働いている福祉職の方たちの声をすぐに取り入れる必要があるのではないかと思いますというご意見がございました。
事務局からの見解を申し上げます。
委員の構成については、国が出している介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針に基づいて条例に定めております。現構成においても、サービス提供側のご意見をいただける福祉関係者の委員の方もいらっしゃると認識しております。
さらに、現場の意見を吸い上げるという観点では、地域密着型サービス事業所が実施する運営推進会議という場において、直接、最前線で働いている福祉職の方たちのご意見をいただいております。
また、7期計画策定時に行った公聴会においては、事業所の方からのご意見もいただいており、今回も計画の素案を作成する前にご意見をいただく機会を設ける予定となっております。
新型コロナウイルス感染症という大きな社会問題の中、現場の皆様の声を取り入れることは今まで以上に求められていると考えております。引き続き、運営推進会議や事業所の皆様とお話ができる機会を十分に生かし、本計画策定に対するご意見の聴取に限らず、我々のできる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。
続きまして、二人目の委員の方から3つのご質問をいただいております。
まず、1つ目ですが、基本的にこちらのアンケート調査結果報告書に関するご質問をいただいております。こちらご用意いただきまして、こちらの104ページと134ページについてご質問いただきました。
まず、104ページ、日常的に困っていることとして、掃除、洗濯、料理、買物、ごみ出し、外出と多くはないものの回答が上がっているが、134ページのそれらの項目を利用しているという回答がほとんどない。困っているけれども、利用していないということか。104ページで困っていると回答の多い草取り、植木の剪定、家の中の簡単な修理や電球の交換は、134ページにおいてはその他に含まれているのかとご質問をいただいております。
こちらですが、104ページにつきましては、ニーズ調査の結果となっております。134ページは、在宅介護実態調査の結果でございまして、調査自体が違うので、回答している調査対象者も異なってまいります。同じ調査においてこの結果であれば、ご指摘いただきましたとおり、困っているにもかかわらず実際はサービスを利用していないということが読み取れますが、この2つの設問に関しましては、同一の調査の中での設問でございませんので、関連づけすることはできないということでご理解いただければと思います。
続きまして、2つ目、今度は133ページと143ページとなっております。こちらにおいて、「介護のために仕事を辞めた家族・親族はいない」が86.8%と前回よりも21.9%も上がっているが、その背景は何か。また、143ページにおいては、主介護者の6割が働いていないが、働いている人では「労働時間を調整ながら」「休暇を取りながら」働いているという回答が多くなっています。これは、仕事と介護を両立できている人が増えたと解釈していいのでしょうかとご質問をいただいております。
133ページを見ていただきまして、こちら、「5、介護のための離職の有無」という項目になっていますが、こちらにつきましては、無回答、一番下のグラフ、8.1%となっておりますが、前回のこちらの回答は22.1%でした。こちらですが、今回、この在宅介護実態調査というのは、調査方法が前回は郵送調査だけだったのですが、今回は認定調査員の方に聞き取り調査で行っておりますので、回答結果の精度が高まり、この無回答だった部分が表に出てきたのではないかというふうに考えられます。
視点を変えまして、「主の介護者が仕事を辞めた」という部分に着目いたしますと、前回が6.6%だったのですが、今回が2.4%に減少しております。また、145ページをご覧ください。こちら「4、主な介護者の就労継続の意識」という項目です。こちらについては「主な介護者の就労継続の意識」、「続けていくのは、やや難しい」「かなり難しい」を合わせますと、11.4%となっております。こちらも前回、7期の際の調査が18.2%となっていますので、減少している結果となりました。ここから働く環境が整ってきているのではないかという見方もできるかと思います。
続きまして、3つ目のご質問です。該当の場所が、こちらもまた調査報告書の177ページ、178ページとなります。特別養護老人ホームやその他の施設に入所できていない理由の割合となっていますが、希望しても入所できない件数はどれくらいでしょうかとご質問いただきました。
こちらに対する事務局の回答といたしましては、今年の3月31日現在の情報ですが、市内の高齢者福祉施設等の待機者数の調査をいたしました。その結果、特別養護老人ホームは合計500件、地域密着型特養が73件、老人保健施設が14件、グループホームが23件という各事業所の皆様から回答をいただいております。
一見、この数字だけ見ますと、多くの方が入所待ちをしているように見えるのですが、重複して申請していたり、ほかの施設に入れたのですが、その申込みを取下げしていなかったり、あとは事業所のほうで亡くなった方の名簿が削除できていなかったりという実情もありまして、名寄せが必要となってきます。
県が1年に一度発表している特別養護老人ホーム入所希望者調査の結果におきましてですが、こちらには、名寄せ後の全体の数字が算出されております。その結果、新座市民が特別養護老人ホームの入所待ちをしているという数は167件でした。こちら、平成31年4月1日現在の情報となっております。
続きまして、ご質問ではなく、いただいたご意見を読み上げさせていただきます。
まず、一人目の委員からのご意見です。
新座市の事業計画を策定するには、国の指針を大きく逸脱することは自治体としてできないことは承知していますが、介護保険制度が始まって20年の節目の年にコロナ禍という大変な事態となり、ターニングポイントであると思います。マイナンバー制度も当初の趣旨と異なり、給付金やポイントを取得するための手段として、国から自治体へ丸投げされ、窓口煩瑣となっております。介護保険制度も同じく、経年、自治体のウエイトが拡大している気がします。
介護保険事業計画の策定に当たり、確かに介護のサービス水準などを議論することも大切であると思いますが、委員会の討議の一つに「市として、介護の現場で働く方々の育成に手を差し伸べる施策」を加えてほしいと思います。志木市、朝霞市などの合同施策として、訪問看護員育成研修を行っています。大変いいことであると思います。コロナが一層介護職不足を深刻化させますというご意見をいただきました。
続きまして、二人目の委員からいただいたご意見です。
今回アンケート調査実施後に新型コロナウイルスの感染拡大があり、調査の段階では全く想定されていなかった事態となっています。これまでの常態を新しい状態に転換しなければならない状況となっており、それを踏まえた上で第8期計画を策定していく必要があるかと思いますといただきました。
御意見をまとめますと、介護の現場で働く方々の育成に手を差し伸べる施策を加えてほしいというご意見と、昨年までの計画策定の状況とは異なった新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた新しい状態に転換をしていく必要があるという2つのご意見をいただいております。
市といたしましては、今後、いただきましたご意見を踏まえて、計画の策定に進めてまいりたいと存じます。
以上で、議題1、議題2とさせていただき、引き続き、議題3、その他について、ご説明申し上げます。
(事務局から今後のスケジュールと当日のアンケートの依頼について説明)
◎
そういうことで、会議を時間の短縮ということでご説明いただいたんですが、まだ少し時間があると思います。
ご質問を頂いた委員の皆さんにおかれまして、それにご回答といいましょうか、見解を市のほうから示していただいております。何かご質問なり、ご発言いただければと思いますが、いかがでしょうか。
○
今の新型コロナウイルス感染のこととかいろいろな課題があって、今回質問をさせていただいて、できる限り現場の方の声や利用者様の声が伝わっていけばいいかなと思っていますので、私自身もいろいろ伺いながら、会議に参加させていただいたり、よりよい新座市の計画ができるようにと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎
ありがとうございました。
他の委員、いかがでしょうか。
○
事務局のほうからいろいろ、ざっと資料を見た限りでちょっと引っかかったところを質問させていただいたところ、丁寧にご回答いただいてありがとうございます。本当に状況が大きく変わっているので、これから計画を策定していく中でも、全くコロナのことを考慮せずというわけにもいかないし、いろいろ難しさはあるのかなとは思いますけれども、できる限り私自身も関わって協力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎
ありがとうございました。
ご意見を伺いました委員におかれまして、何か補足してお話があれば、どうぞ。
○
気がついたことだけ素直に書いたつもりですが、来年健康保険の関係もマイナンバーのほうに入ってくるよということをちらっとお聞きしておりますが、その辺の介護予防とか、医師の判断が介護予防に活きてくるんじゃないかなと、そんな期待も寄せております。以上でございます。
◎
どうぞ地域の中でご発言をたくさんいただければと思います。ありがとうございました。
そのほかで皆様方からご発言ございますか。
(発言する者なし)
◎
アンケートがございますので、お帰りになられてからも気がついた点があれば、アンケートにお答えいただければと思います。
それでは、今日の予定いたしましたことにつきましては、これで終了とさせていただきたいと存じますが、事務局のほうから何かございますか。
(「特にございません」と呼ぶ者あり)
◎
よろしいですか。
それでは、恐縮でございますけれども、資料をご覧いただきまして、アンケートのご記入をよろしく返送をお願いいたします。また、これからの会議の持ち方についても伺うということになっております。どうぞ率直にお書きをいただければと思います。
それでは、ありがとうございました。次回が8月24日の午後1時の予定になっております。どうぞまたよろしくご参集をいただければと存じます。
本日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございました。
それでは、これで会議終了とさせていただきます。