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平成27年2月12日(木曜日)
午後1時から午後1時40分まで
市役所第二庁舎 5階 会議室5
橋本正明委員長、楠山弘之委員、片岡秀樹委員、畑中典子委員、宮崎祐子委員、原愛委員、番場双葉委員、石野幸利委員、須田邦彦委員、稲垣一久委員、金子和男委員、仲田拓司委員、千葉重信委員、土屋幸一委員
計14名
新座市長 須田健治
健康増進部長 竹之下力
健康増進部副部長兼介護保険課長 富岡三樹男
介護保険課副課長兼管理係長 加藤宏幸
同課調査給付係長 南山智子
同課主事 田畑志苑
長寿支援課長 石田信広
同課専門員 鈴木由佳
同課安心サポート係長 高橋秀樹
資料 新座市高齢者福祉計画・新座市介護保険事業計画 第6期計画(答申案)
参考資料 新座市介護保険事業計画等推進委員会委員名簿
公開
(傍聴者5人)
なし
午後1時開会
(事務局より資料に基づき説明)
◎ 前回まで未確定となっていた、各サービス給付費の見込量について修正されたとのことです。
本日は委員の皆さまから全体をとおしての御意見や御感想をいただきたいと思います。
○ 第5期計画期間中のサービス給付費の実績は計画値と比べてどうだったのでしょうか。
● 年度ごとに見ますと、平成24年度は計画値を上回り、平成25年度は横ばい、平成26年度は計画値を下回る見込みであり、3年間のトータルで見ますと、ほぼ計画値どおりで推移しています。
◎ 高齢者相談センターとしてはいかがですか。具体的なことはまだ見えてきていませんが、仕事内容に相当大きな変化があるのではないかと思われます。
○ 大きな目標である「地域包括ケアシステム」という構想に向けて、大きな転換期を担う計画であり、その中で、高齢者相談センターの職務にも大きな変化があると思います。この委員会は今後の3年間をどのように遂行していくかを考える機会となり、とても勉強になりました。これからは計画がどの程度達成できているのか、どのような課題があるのか、随時検討し、見直していきたいと思っています。
◎ ぜひ頑張っていただきたいと思います。民生委員としてはいかがですか。
○ 高齢化が進んでいるだけでなく、一人暮らし世帯もどんどん増加している中で、特に訪問看護には力を入れていく必要があると思うのですが、市としてはどのように考えていますか。
● 訪問看護の事業者参入について見込みを立てることは難しいのですが、地域密着型サービスである「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」や「複合型サービス」から名称が変更となる「看護小規模多機能型居宅介護」などのサービスと合わせて充実させていければと思っています。
また、資料の72頁「在宅医療・介護連携の推進」に挙げている新たな包括的支援事業も含めて、医療ニーズを抱えた高齢者の方々を支えていきたいと思っています。
○ 訪問看護について、小さな事業所では24時間対応はまず不可能です。医師会としても検討していかなければいけないと思っていますが、新座市だけで解決できる問題ではありません。消防と同様に南西部の保険者の中で組合を作り、規模の大きな訪問看護ステーションを設置するなどしなければ状況は改善しないのではないでしょうか。
◎ 地域包括ケアシステムにおいては、医療、介護、福祉との連携が非常に重要なポイントとなります。この委員会でも何度か連携についての御意見があがりましたが、今いただいた御意見についても御承知おきいただき、計画を進めていっていただきたいと思います。
○ 訪問介護や訪問看護は毎月のように求人広告を出していても、人材不足に変わりはなく、厳しい状況が続いています。また、医療との連携がうまくいっていないと感じる場面が業務の中で多々あるので、それがスムーズにいくとよいのではないかと感じます。
○ 訪問看護について、実際に経験したことなのですが、夜は電話に出てもらえないことがありました。事業所と連絡がとれない場合に対応してもらえる機関があるとよいのではないでしょうか。
○ 私が勤めている病院にも訪問看護ステーションがあります。そのような御意見があるということは今後の課題であり、運営側に伝えたいと思います。退院後は自宅に戻る方が圧倒的に多いのですが、介護サービスの充実により、退院後の生活の選択肢も広がるとよいのではと感じます。
○ 私が勤務する病院もかつては訪問看護を行っていましたが、当院は急性期の病棟を持っていないことによる難しさもあり、閉鎖することになってしまいました。地域の中でそれぞれがそれぞれの役割を果たしつつ、地域全体での連携が大事だと感じています。私自身も一病院の相談員として、目の前の患者様や御家族に向き合うだけでなく、地域包括ケアシステムの構築という目標を常に頭に置きながら仕事をしていきたいと思っています。
○ 資料の74頁「生活支援サービスの体制整備」に挙げられている「協議体の設置」を急いだ方がよいという情報を耳にしたのですが、新座市ではどのように考えていますか。
● 国のQ&Aによると協議体の前段階として研究会でも構わないとのことでした。現在、各圏域で高齢者相談センターが中心となり、民生委員やサービス事業所、自治会の方などが集まるネットワーク会議というものを年4回開催しています。これを発展させ、圏域の中で不足しているサービスについてなどを話し合う研究会として設置し、後の協議体につなげていく予定です。
○ 介護保険制度について、しっかりと周知し、介護サービスが必要な方全員が住んでいる地域等によって差が出ることなく、必要とするサービスを受けられるような環境にしてほしいと思います。
○ 母が施設に入所していますが、介護の仕事に携わる方は本当に大変だなと感じています。これからますます高齢者数は増加し、介護ニーズも増えるかと思われるため、少しでも待遇を良くするなどして、介護に携わる方が増えると良いなと思います。
◎ 人材に関する問題は深刻です。いくら制度を充実させても、そこに携わる方がいなければ意味がありません。外国人介護人材の受け入れや待遇改善なども含めて検討していかなければいけないと思います。
○ 歯科の往診を希望される方は多いのですが、対応できる医師がとても少なく、体制を整えていきたいと思っています。
◎ 近年、口腔ケアについては具体的な効果が示され、重要性が増しています。歯科医師会にもぜひ御協力をお願いします。
○ 介護保険制度は実際に利用しないとわからないことが多いように感じます。サービスの充実だけでなく、制度の周知をお願いしたいと思います。
◎ 委員の皆さまから御意見や御感想をいただきました。ありがとうございました。これにて、答申書が完成となりました。大変熱心に御論議いただき、感謝申し上げます。
委員長 答申文を読み上げ、市長に手渡す。
市長 答申書を受け取り、新座市の現状などを踏まえながら第6期計画について挨拶
午後1時40分閉会