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平成26年3月27日(木曜日)
午後13時から午後14時15分まで
市役所本庁舎 2階 全員協議会室(東・西)
橋本正明委員長、狩谷恒雄副委員長、宮城道子委員、楠山弘之委員、畑中典子委員、宮崎祐子委員、花田愛委員、番場双葉委員、宮嵜満委員、須田邦彦委員、金子和男委員、畑昭次委員、仲田拓司委員、千葉重信委員、清水洋子委員、土屋幸一委員 全16名
健康増進部副部長兼介護保険課長 富岡三樹男
介護保険課副課長兼管理係長 加藤宏幸
介護保険課調査給付係長 南山智子
同課主事 田畑志苑
長寿支援課長 石田信広
長寿支援課副課長兼元気増進係長 山本聡子
長寿支援課安心サポート係長 高橋秀樹
1.開会
2.議題
(1)平成26年度介護保険事業特別会計予算について
(2)平成26年度における介護保険関連事業について
a 健康長寿のまちにいざ推進事業について
b 平成26年度中の施設等整備について
(3)日常生活圏域ニーズ調査について
(4)その他
3.開会
平成26年度新座市介護保険事業特別会計当初予算の概要
「健康長寿のまちにいざ推進事業」について
平成26年度中の施設等整備について
平成25年度新座市日常生活圏域ニーズ調査について
新座市介護保険事業計画等推進委員会条例
公開
(傍聴者0人)
なし
午後13時開会
新座市介護保険事業計画等策定委員会の橋本正明委員長からあいさつ
(事務局から資料1に基づき説明)
◎ 高齢者人口の増加に伴い、予算総額も前年比7%増とのことです。御質問はありますか。
○ 資料1の6頁について、「高額介護サービス給付費」から「特定入所者介護予防サービス費」まで「総利用額」の欄に記載がないのはなぜですか。
● 「居宅介護サービス給付費」から「介護予防住宅改修費給付費」まではサービスの利用に係る総額の90%が保険給付となります。それに対し、高額介護サービス給付費等は、利用者負担額が一定の基準額を超えた場合に支給する制度であり、給付率という概念がないため、記載していません。
◎ 予算は立てているのですか。
● 予算は「給付総額」に記載している額で計上しています。
◎ 保険料の上昇を抑える介護保険給付費支払準備基金の残高が少ないという事務局からの御説明がありました。今まで取り崩しを続けてきたため、ある程度予測できていたことではあり、今後どうなるかはわかりませんが、第6期中の保険料負担は大きくなってしまうかもしれません。
(事務局から資料2に基づき説明)
◎ 一般高齢者向けの介護予防事業についての御説明でした。大変意欲的な取り組みであると思います。内容等について御質問はありますか。
○ 利用者の方に「にいざ元気アップ広場」に参加したいが、どうしたらよいかと質問を受けたのですが、介護認定をお持ちの方にはお知らせを既に送付しているのですか。
◎ どのように広報を行っているのでしょうか。
● 市から介護認定をお持ちの方に個別にお知らせをするということはしていません。一次予防施策として実施するため、どちらかというとお元気な方向けの講座となります。事業の周知方法についてですが、日常生活圏域ニーズ調査の調査票の裏面にお知らせを掲載したため、おそらくそちらを御覧になったのではないでしょうか。また、市の広報への掲載を予定しています。
○ その利用者の方はこの事業にとても期待していらっしゃる様子でした。
◎ その他に御質問はありますか。
○ 市の広報にもいずれ掲載されるということでしょうか。
● 広報5月号に掲載予定です。また、開催場所となる集会所の近くにお住まいの方については、回覧板等でもお知らせがいくかと思います。
○ 開催場所に堀ノ内地区の集会所がないのですが、今回開催場所から外れた地域についてはどうなるのですか。
● 職員体制の関係から開催できる数にも限りがあり、今回は高齢者相談センター主催で介護予防教室の実績がない地域を選びました。平成26年度はこのような形で実施し、その後、どのようにしていくべきかは1年間の結果を踏まえ、検討していきたいと思います。ただ、「うちの町内会でも開催してほしい」という御要望をいただければ、その都度、開催が可能かどうか検討し、柔軟に対応したいと思っています。
○ 同じ地区でも行き来がしづらい場所もあるので、様々な地域での実施を検討していただきたいです。また、誤った診断結果が出ないよう、骨密度測定等の際は、性能の良い機器を使用してほしいと思います。
○ 1か所の集会所で年に何回開催されるのでしょうか。
● 1か所の集会所で月1回、年12回開催する予定です。
○ 同じ場所で年に何回も開催するよりは、たくさんの方が参加できるよう様々な場所で開催した方が良いのではないかと思います。
◎ これは登録型なのですか。
● 介護保険事業の一つであるため、基本的に65歳以上の方が対象となりますが、自由参加型です。御意見をいただきましたとおり、初めての試みであるため、多くの課題があります。それらについては事業を行っていく中で、改善していきたいと思います。
◎ 課題については、平成26年度1年間の取り組みの評価を踏まえ、検討されていくとのことです。介護予防の取り組みは今後益々重要になっていく部分であり、期待の大きな事業だと思います。
「にいざ元気アップ講座」については10月から8日間の開催とのことですが、年に何回開催されるのですか。
● 年に1回の開催で、開催場所については調整中です。現段階では、長寿支援課と生涯学習スポーツ課の共催で、合計8日間、内容は、ストレッチ運動や栄養講座、健康・認知症予防に関する勉強会等を予定しています。
◎ こちらは登録型ですか。
● はい、参加者の募集を行い、登録していただいた方に参加していただきます。定員は30名前後を考えています。
○ いずれはこの講座で知識を身につけた方々が、「にいざ元気アップ広場」を継続的に支援していくということも想定されているのですか。
● そうですね、受講者の方々には地域の中で自主的に声かけ等を行う立場に回っていただければと期待しています。
○ 講座を受けた方々が「にいざ元気アップ広場」を支援する立場に回ることで、市職員は今回開催する16か所以外のまだ開催できていない地域に新たに出向くことができるということでしょうか。
● そのとおりです。
◎ その他に御質問はありますか。
○ 今まで高齢者相談センター等で行っていた介護予防教室は継続していくということですか。
● 「健康長寿のまちにいざ推進事業」は一次予防施策の中でも運動器の機能向上を目的としているため、今まで高齢者相談センター等にお願いしていた運動器の機能向上を目的としたプログラムについては、こちらの事業に統合しますが、それ以外の認知症予防や口腔機能向上に関するものは今までどおり、高齢者相談センター等に委託し、実施していただきます。市の一次予防施策としては、ほっと茶や事業など既に様々な事業を行っています。将来的にはこれらの統廃合も視野に入れて検討していきたいと思います。
◎ 高齢者相談センター(地域包括支援センター)は委託事業ですが、この「健康長寿のまちにいざ推進事業」は市直営事業であるため、役割分担などの整備が必要になるかもしれません。高齢者相談センターへの委託内容にも変更が出てくるということですか。
● 運動器の機能向上に関する分だけ高齢者相談センター主催の介護予防教室の開催数が減るというだけで、大きな変更はありません。
◎ 各高齢者相談センターによって実施事業の内容にも違いがあるため、今後調整が必要となってくる部分があるかもしれません。
(事務局から資料3に基づき説明)
◎ 施設整備については、市の計画の中で位置付けているものと、県が認可をしているものとがありますが、市民にとってはどちらも選択肢の一つになることに変わりはありません。第5期計画中の整備状況について御説明をお願いします。
● 資料3の1の介護老人保健施設、2及び3の小規模多機能型居宅介護・認知症対応型共同生活介護併設施設、また、平成25年度に開設しました、地域密着型の介護老人福祉施設の3か所が第5期計画に盛り込んでありました施設整備です。
◎ 計画どおりに整備は進んだということでしょうか。
● そのとおりです。
◎ 本日の新聞に「特別養護老人ホームの入居待ち人数52万人」という記事がありました。その受け皿として、今後はサービス付き高齢者向け住宅が急速に増加していくと思われますが、基本的なサービスは見守りと生活相談のみという中で、本当に最期までそこで生活することが可能なのか不安は残ります。この他にも様々な課題がありますが、課題解決のために努力が求められていると思います。
(事務局から資料4に基づき説明)
◎ 御質問はありますか。
○ 回収率が上がったということで、様々な努力や工夫をされたのだと思います。回収できなかった方の年齢層の分布はわかりますか。
● ただ今、集計中です。
○ ニーズ調査の質問内容についてですが、自分はまだまだ元気なのに「食事は自分で食べられますか」などといった質問をされること自体にショックを受けてしまい、回答する気が失せてしまったという声をたくさん聞きました。「健康な方についてはこれ以降は回答しなくても構いません」などというように健康な方への配慮があると良いのではないかと感じました。
◎ お気持ちはよくわかります。
○ 前回と比べて回収率が上がったということですが、回収率が上がった層と上がらなかった層に分かれるのではないかと思います。年齢の低い層、要介護度を持っていない層については、「自分はまだ元気なので、このような質問は自分には関係ない」と思っている方が多かったのだろうという分析ができます。逆に、高齢であったり、要介護度が重い方については、記入自体が不可能であったり、代わりに回答してくれる家族もいないといった理由が挙げられると思います。未回収といってひと括りにせず、年代別、性別、要介護度別に分けるなどして、分析が必要であると思います。
○ 自分達が回答しないと、回収率に影響するということがわかれば、きちんと回答するのにというという声もありました。
◎ 様々な反響があるようです。結果についてはまた後日事務局から報告があるかと思います。
介護者アンケートの実施は今回が初めてですか。
● 直近ですと、平成17年度に実施しています。
◎ 83.1%というのも非常に高い回収率だと思いますが、調査対象の600名はどのように抽出したのですか。
● 要介護度別の被保険者数割合から新規申請50名、要支援1、2の方130名、要介護1、2の方260名、要介護3~5の方160名というように抽出しました。
○ 介護保険を利用していない方の介護者はアンケートの対象外ということでしょうか。
● 新規申請の50名に含まれている可能性はありますが、基本的には対象外です。
○ 家族介護者がいない方の割合はこの調査でわかるのでしょうか。
● 例年6月に実施していただいている民生委員の実態調査の中である程度は把握できるかもしれません。
○ 新座市の特徴として、家族介護者がいない方が多いのではないかと私は予想していますが、介護を必要としている方のうち、何割の方に家族がいるのかということはこの600名の介護者の意見を参考にしていく前提として必要な情報なのではないかと思います。
● はい、参考にさせていただきます。
◎ 後日、調査の結果が出ましたら、また検討していきましょう。
(事務局から資料5の「介護保険事業計画等推進委員会条例」と来年度からの委員会について説明)
◎ この委員会の役割が今まで以上に市の中で中核を占める位置づけになっていくということかと思います。今年度末で任期満了のため、来年度からは新たなメンバーでのスタートとなります。3年間、みなさまありがとうございました。
○● ありがとうございました。
午後14時15分閉会